松島桂樹著作集 第1巻　「IT経営におけるアジャイル開発手法の価値」

大学の研究者として20年間に、数多くの論文を執筆し、学術誌などに公表してきました。教員を退職するにあたって、そのほとんどの文章を電子化し、著作集として刊行することにしました。これも、まさしくITの進歩のおかげに違いありません。

学術論文は、一般の方が目にする機会がほとんどありません。しかし、この電子化によって、経営にかかわる様々な方が、私の文章を知る機会が増えることを期待しています。

なお、本電子書籍は、私の文書ファイルから作成したもので、掲載誌での内容と全く同じでない場合もあることをご了承願います。

今回の第1巻は、「IT経営におけるアジャイル開発手法の価値」です。これは『東北大学経済学年報』Vol.70, No.4, 2009年、に寄稿した文章です。

従来のウォーターフォール型手法の課題を克服するために、新しい情報システム開発手法として登場したアジャイル開発について、これまであまり論じられることが少なかった経営的な観点から、その価値を議論してみました。アジャイル開発の価値を経営者に理解いただくためのチャレンジでもあります。