技能伝承のための現場OJTの進め方
概要
今、製造業では若い人に対する技能の伝承が問題になっています。その技能の伝承をしくみづくり、環境づくり、意識づくりの3つの観点から捉え、特にしくみづくりに結びつくOJTの展開については具体的に解説を加えました。
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目次
第1章技術伝承の必要性とその仕組み
Q1.<技能伝承がされないと技能が消滅> 企業の技能やノウハウなどの伝承が重要な問題であるといわれているが、それはなぜですか。また、なぜそのような状況が発生したのでしょうか。
Q2.<技能伝承の必要性> 技能伝承の必要性について現場は危機意識をもっているのですが、経営者や管理者は危機意識が不足しているように思います。どのようにして危機意識を高めたらよいのでしょうか。
Q3.<技能伝承の条件> 技能伝承を組織として効率的に実施するためにはどのような条件が必要となるでしょうか。
Q4.<技能伝承のしくみ> 組織として技能伝承を効率的に実施するためにはしくみづくりが必要です。どのようなしくみをどのように構築すればいいのでしょうか。
Q5.<技能伝承の意識づくり> 組織として技能伝承を推進していくためには伝承する側と、伝承される側の意識づくりが必要です。技能伝承のための意識を高めていくためにはどのような方策が必要でしょうか。
Q6.<技能伝承の環境要因> 技能伝承を効率的な推進を図るために必要な職場環境の要因は何か考えられるでしょか。
Q7.<技能伝承への教育> 人の育成に対しては職場の管理監督者の理解や指導担当者の積極的な姿勢が必要となります。そのためには管理監督者や指導担当者に対しての教育が必要と考えますが、どのような教育を進めたらよいでしょうか。
第2章技能伝承の意味と重点機能
Q8.<技能の意味> 技能はどのような特徴があり、技能と技術とはどのような点が違うのでしょうか。また、技能の技術化の意味とはどのようなことでしょうか。
Q9.<重点となる技能の抽出> 企業として技能伝承に重点を置いて展開したいと考えていますが、どのような考え方で、どのように取り組む必要があるでしょうか。
Q10. <技能分野の評価の方法> 企業にとって優先して伝承すべき技能分野を評価する考え方を知りたいのですが。
Q11.<個別の技能を評価し、重点技能を絞り込むための方法> 個別の重点技能を絞り込むためにプロセスとその方法としてはどのようなものがあるのかを知りたいのですが。
Q12.<重点技能を整理する方法> 重点技能を絞り込むために全体的に整理する方法を知りたいのですが。
など
作者プロフィール
高原 昭男(たかはら あきお)
株式会社ベーシック・マネジメント研究所代表取締役
1953年生まれ。キヤノン株式会社、経営コンサルタント機関を経て、83年より独立、現在に至る。全能連マスター・マネジメントコンサルタント
主な著書に「ミス・事故を防ぐ医療現場の5S」(JIPMソリューション)、「徹底5S実践マネジメント」「5Sべからず集」「病院5Sの進め方」(日本プラントメンテナンス協会)、「事故防止職場環境論」(日本医師会総合政策研究機構)、技能伝承の上手な進め方(日刊工業新聞社)、「工場必携5Sツール集」「製造現場の技能OJTツール集」「製造中堅社員自習型ツール集」(アーバンプロデュース)、「これならわかる5S」(産業能率大学通信教育部)、「しつけマネジメント」(ナビゲート) など